おばあちゃん

旦那が死んで、いろんな人に会いたくなかった。
その中でも、私のおばあちゃんに会うのが辛かった。
死んで初めて会った時、おばあちゃんは笑いながら涙をこぼして、旦那のことにはふれずになんか世間話をしてくれた。
泣けた。
旦那のことその時は恨んだ、おばあちゃんにこんな思いさせて…って。
今年の正月も久しぶりに会った。
今度は涙はこぼさずに、うっすら目に涙をためて、子どもたちを大きくなった、大きくなったと言っていた。
こんなに大きく育てて、えらかったねぇ、と言ってくれた。
泣けた。
おばあちゃん不幸をしてるなぁ、とそれが辛かった。