辛い

辛い夢を見て目が覚めた。

片付かない部屋を延々片付ける。私の心のよう。
知らない男の子が来て、彼の話をしていった。
彼は下の子と何やら買い物をしていて、下の子はとてもうれしそう。
知らない夫婦が来て、下の子はパパの方に行くんですか、と尋ねる。
えぇ、まぁ。
ほんとは知らない。ほんとに小さいうちに死んじゃったんだもん。
そんなこと言っても仕方ないでしょ、あの子の父親はいないのよ、と妻の方が叱ってくれて、私は泣いた。
買い物が終わって、彼は帰っていく。
どこに?
私は彼を追いかけて、彼が入った部屋に吸い寄せられるように入ったときに目が覚めた。
怖かった。

辛い・無理・怖い。
死に別れ、ってほんと。

”彼がいなくて辛いんです”

この気持ちだけ。
でもそれは、誰にも言えなくなってる。

辛くて涙が出る。
こんな気持ち誰にもわからないよ。
と思ってしまう。深夜。